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お仏壇選びQ&A

Q.1. そもそもお仏壇とは?

お仏壇とは

そもそも「お仏壇」とは?

お仏壇の本来の意味:仏を祀る壇=御本尊をお祀りする小さなお寺

仏教は2500年ほど前に、仏陀を開祖として、古代インドの世界観が取り入れら形成された教えです。

その中心にそびえる聖なる山がスメール山です。

その後、中国から日本に538年に仏教が伝来(522年の説もあります)し、
仏教寺院では、仏さまのおいでになる世界である聖なる山=スメール山の頂きに見立て、
お釈迦様や阿弥陀様の御本尊を、一段高くしつらえた場所「壇」の上におまつりしました。

「壇」の上はほとけの領域とされ、インドのサンスクリット語のスメール山の漢字音訳語である、
須弥山しゅみせんに由来して、仏をまつる壇須弥壇しゅみだんと呼ぶようになりました。



仏をまつる壇 = 家庭の中の小さなお寺

それでは、「お仏壇」とは?

江戸時代になり、武士や裕福な商人の間で、信仰のために、家に御本尊をまつるようになりました。
その際に、寺院の内部の様式を小さく模して、須弥壇しゅみだん内陣ないじん(お寺の本堂の内部)を箱型におさめたり、祭壇を作り、須弥壇や内陣に見立てって仏像を安置しました。

信仰の中心となる「御本尊」を安置する「 仏をまつる壇 = 須弥壇 」設え、仏教の世界を表現し装飾したものが「 仏壇 」となりました。

そのため、お仏壇は「 家庭の中の小さなお寺 」と言えます。

特に、浄土真宗のお仏壇は、阿弥陀如来のおられる極楽浄土の世界が表現するため、金箔や彩色を用いた荘厳なつくりの金仏壇です。

お仏壇を通じて、御本尊と向き合い手を合わすことで、仏教徒として生き、心のよりどころとして信仰を実践し、
安らぎや、命の尊さを感じることが、本来のお仏壇をまつる最も大切な意義です。



信仰のための仏壇と、
先祖供養を行う位牌壇が融合


日本では、仏教が伝わる以前から、家の「魂棚」という棚で、御先祖様の霊をおまつりする祖霊信仰をしていました。

中国の儒教では、故人の生存中の官位と姓名をはいと呼ばれる細長い札板ふだいたに記載し、牌を「霊の宿る所」としてまつり、御先祖様を供養していました。

それが鎌倉時代に禅宗の僧侶によって、日本にもたらされ、仏教と古来からの先祖崇拝と先祖供養が結びつき、お位牌となりました。

当時は、仏教は、武家など一部の階層のための宗教でありましたが、法然上人が浄土宗を、親鸞上人が浄土真宗を開き、南無阿弥陀仏と唱えれば救われるというその判りやすい教えから、仏教が一般庶民にも普及しはじめました。

江戸時代に「人々は必ずどこかの宗派、寺院に属さねばならない 」という檀家だんか制度が社会の仕組みが出来ました。

これにより庶民の葬儀も僧侶が執り行うのが当たり前となり、御仏みほとけのお力によって極楽浄土へ導かれ成仏した先祖を供養していくために、お位牌を作ることが広まり、位牌を位牌壇と呼ばれる祭壇にまつりました。

信仰のための場御先祖様を供養する大切な場

お仏壇が一般にも普及すると共に、
信仰のため御本尊をまつるお仏壇と、先祖供養を行う位牌壇が、融合していきました。

本来、お仏壇は信仰のためですので、信仰の対象である御本尊を最上段におまつり、
先祖を供養するためのお位牌はその下の段に安置します。


お仏壇の前で、心静かに手を合わせ、合掌・礼拝らいはいするこは、仏様と身も心も一体となり、敬い
『ほとけ様や御先祖様のおかげで、こうして私たちがいる』ことを感謝するお礼の時間です。

  • 「合掌」は、仏を拝む時の礼法です。
  • 仏教特有もので、右手は悟りの世界である仏さまを、左手は迷いの世界、つまり私たち人間を表しています。   手を合わすことで、御仏みほとけと身も心も一体となって通じ合い、信じてすがることを表しています。 
  • 信じることで 相手を尊び、感謝の意を表します。
  •  よくお坊さんが、お辞儀の代わりに合掌されるのは感謝を表すためです                         
  • 礼拝らいはい」は、合掌したまま上体を約四十五度かたむけてお礼をし、上体をおこしてから合掌をときます。
  • 礼拝は深く敬意を表し、お礼をすることで、祈ることではありません。



現在では、亡き人と対話を通じて

家に仏壇がある方であれば、仏壇の前やお墓参りの時に、線香をあげ合掌をし、亡くなった方に語りかけることがあると思います。

日本にはモノを擬人化する習慣があり、モノに「さん」を付けて呼ぶことで、親近感を持ちます。
お仏壇や位牌やお墓を亡き人と重ね、位牌やお墓に「じいちゃん」「ばあちゃん」と呼んで、語りかけ偲びます。

人は亡くなると、極楽浄土へ生まれ変わり仏になるという、浄土信仰の考えと、
亡き人を尊ぶ日本の精神文化が結びついたものです。

この時、亡き人を偲びつつ、自分自身をも振り返っています。
忙しい日常生活の中で、仏壇に手を合わせることで、亡き人を偲び、在りし日の思い出や言葉や教えを噛みしめ、自己の反省をしたり、冷静な自分を取り戻すことが出来ます

(注意)
浄土真宗以外の宗派は、位牌は亡き人の「霊の宿る所」としてお位牌をお仏壇の中の位牌壇におき、
追善供養(先祖供養)をし、お盆には盆提灯をかざり、御霊具膳をお供えします。

ただし、浄土真宗では、お仏壇は、ご本尊である阿弥陀如来様をご安置する所で、
先祖をおまつりするためのものではないという教えです。

浄土真宗では、(往生即身仏という教えから、
『阿弥陀如来のはたらき(法)によって、人は亡くなると、必ずお浄土へ導いて下さり、みな等しく仏になる』
供養をせずとも、仏弟子として、極楽浄土で既に仏さまになっているので、お盆に先祖の霊が帰ってきたり、
位牌そのものに魂が宿ると言う考えがなく、位牌をもちいません。過去帳も記録としての覚え書きです。

しかし、お仏壇を通して、『仏となって、つねに私を見守ってくださる亡き人の心に出遇う場』として、
お仏壇を捉えています。

ご法事を通じて
仏様の教えに触れる機会の時間であり
家族や親戚との繋がりを一層強めてくれる場所

普段は離ればなれに暮らす家族や親戚など縁ある人々が、ご法事や盆をご縁に、お仏壇のもとに一同に集います。

ご法事やお盆にお寺様に来て頂いて、お経をあげて頂くので、先祖供養のためだと思われがちですが、
実はご先祖様を含めたその場にいる全員のためなのです。

ご法事というご縁で、家族や親戚が、ご先祖様を心から偲び、そのご恩に感謝して先祖供養を行い、
同時に、その場にいる私たちががお釈迦様や阿弥陀様の教えを聞かせて頂く大切な仏事です。

お経の本来の役割は、「悩み苦しむ人たちを救うため、この世を生きている人が幸せな道を歩めるように」とのアドバイスが、
お釈迦様をはじめ、さまざまな仏様が説かれた教え=メッセージとして書かれています。

でも、お経を聞いたところで、《何を言っているのか》そして《どういう意味なのか》なんてほとんどわかりませんよね?

仮に、お経の意味がわからなくても、お経自体がとても『ありがたいもの』なので、
それを読んだり聞いたりするだけで功徳やご利益が得られるとされていますので、どうぞ安心してください。

せっかく法要に参列しているのですから、
姿勢を正して、自分へのメッセージということで、ちゃんとお経を聞いていないともったいないです。

そして、ご法事は、ご先祖様から私に繋がれた「命について考えさせていただく日」であり、

ご法事をお勤める私たちが、これまでの人生を振り返るという大きなご縁の時間でもあります。

また、ご法事を通じて、みんなが集まり、家族や親族の命のつながりを改めて感じ、お互いの健康を願い、親族への思いやりや繋がりを強めていけます。
お仏壇は、そうした家族や親族の繋がりを与えてくれる場所でもあります

まとめ



お仏壇は、
心のよりどころとしての信仰の場であり、
供養や感謝の念を伝える場のみならず、
仏様の教えに触れる機会の与えてくれ、自分自身を見つめ直す機会を与えれくれて
家族や親戚との繋がりを一層強めてくれます。



Q.2. お仏壇の種類

お仏壇の種類

お仏壇は大きく分けて、伝統的な様式で造られた従来型仏壇と、現代的な洋間に合うように造られた家具調仏壇があります。
中でも伝統型な仏壇は、黒い漆塗りが施され、内部に金箔を貼り、金具や蒔絵の装飾が施された金仏壇と、
黒檀や紫檀といった銘木の美しい木目を生かした唐木仏壇に分けられます

最近では、家具のようにすっきりとしたデザインの家具調仏壇があり、
モダン仏壇とも呼ばれ、現代の生活様式に合うように、設置場所を選ばず、小型でシンプルにデザインされており、 カタチや色調も様々で、仏具もインテリア感覚で、お好きなデザインをお選びいただけます

①金仏壇

白木の木地に下地塗りをしたのち漆を塗り、金箔や金粉を張り、
飾り金具や彫刻や蒔絵や彩色を施した豪華絢爛な仏壇。

金仏壇は金箔を用い、その眩く荘厳なつくりは、浄土真宗の教えの『西方極楽浄土の世界を現したもの』
とされており、基本的に、金仏壇は浄土真宗専用の仏壇になります。
金仏壇も、浄土真宗本願寺派(お西)と真宗大谷派(お東)では、仕様が異なります。

金仏壇

②唐木仏壇

紫檀や黒檀、ケヤキといった銘木と呼ばれる木の風合いを生かしたお仏壇を唐木仏壇と呼びます。
なかでも黒檀は特に貴重で珍重されています。

唐木仏壇は、宗派を問わず、すべての宗派に対応します。

唐木仏壇

(主材の工法の違い)
一概に唐木仏壇と一言で言っても、プリント合板を使用した仏壇 、張り・練り仕上げ、総無垢を使用したものとさまざまで、 材質(グレード)や、仕様、製造方法によって価格も随分違ってきます。

主材の工法の違い

①プリント合板を使用した『◯◯調仏壇』

最近では、フィルム加工や木目印刷の技術が進んで、一目見ただけでは天然素材との見分けがつきにくく精巧な木目のプリント材を表面に使用したお仏壇で 黒檀調、紫檀調と、『◯◯調仏壇』と表示されています

木目が均一で、安価ですが、コストを下げるため、芯材にMDFボード(中質繊維板)を使用していることが多く、
衝撃や湿気には弱く、耐久性に劣ります

②突板張り、練り仏壇

芯となる木材の表面に銘木の板を貼り合わせ製造した唐木仏壇で、
貴重な銘木を効率よく、使用でき、狂いや湿気にも強く、一般的な唐木仏壇の製造方法です。

(練り)
黒檀や紫檀の銘木を0.2ミリ程に薄くスライスした突板を、芯材に張り合わせた仏壇を『突き板張り仏壇』

(突板張り)
突板よりさらに厚く、厚さ5mm~7mm程度の厚みのある銘木の板を貼り合わせる加工を『練り』と言います

練り付けランク

正面のみ練ったものを『前練り』と言い、2面を練ったものが『二方練り』、3面だと『三方練り』、 4面だと『四方練り』と言い、芯材に対して練りの面が多くなるほど唐木仏壇の質は高く価格も高くなります。

③無垢材

贅沢に、一本の原木から部材を切り出し、個性豊かな木材本来の味を楽しむことができます。
非常に高価ですが、反面、素材のひび割れや狂いを生じやすいというデメリットがあります。

③モダン仏壇・家具調仏壇

モダン仏壇・家具調仏壇
モダン仏壇・家具調仏壇
モダン仏壇・家具調仏壇
モダン仏壇・家具調仏壇

モダン仏壇は、家具調仏壇とも呼ばれ、現代的なデザインのお仏壇の総称です

生活の洋風化に伴う住宅事情やライフスタイルの変化や、お客様がお仏壇に求めるデザインの多様化や小型化の要望から
和洋を問わず、様々な種類、サイズ、カラーリングのお仏壇が増え、従来の仏壇が進化したものです。

ナラ材、タモ材やウォールナット材やチーク材など、洋家具材で使用される木材を
無垢材や突き板で、家具調にシンプルに仕立てた仏壇や、塗装仕上げの塗りモダン仏壇があります。

設置場所の雰囲気に合うように、明るいナチュラル色から、中間色、落ち着きのある色目のダーク色まで揃い、

  • チェストやサイドボードの上に置ける高さ40cmから60cmぐらいの小型の上置タイプ
  • フローリングや畳の上に直置き設置し、下台収納付きの高さ120cmぐらいの台付タイプ
  • 足が悪くて正座が難しい方には、スツール(椅子)内蔵で、椅子に座って拝むことが出来る椅子内臓型
  • お墓を用意するのが難しい方には、下台に遺骨が収納可能な収納量を高めた自宅納骨可能仏壇

 

など、さまざまなタイプがあり
比較的お求めやすく5万円ぐらいの価格帯から、厳選された天然素材を使用した高級品やデザイナーが監修したスタイリッシュなデザイナーズ仏壇もございます。

お仏壇の形状としては、設置場所のサイズに合わせて

お仏壇の設置場所

タンスや家具の上に設置できる、高さ40cmから60cm前後の小型の 上置型仏壇

和室の畳やリビングの床に直置きする 高さ110cmから130cm前後の高さを抑えたロータイプの 下台収納付型仏壇

地袋付仏間にの中に設置する 高さ100cmから130cm前後の 別台仏壇

襖のサイズの高さの仏間や、床の間に設置する 高さ150cmから170cm前後の 高台仏壇

がございます

Q.3. お仏壇はどこに設置したらよろしいでしょうか?

お仏壇はどこに設置したらよろしいでしょうか?

お仏壇の設置場所

まず仏間があれば、そこが最も適した場所です。
床の間がある部屋であれば、家の中で一番格式の高い場所で家の中心にあたりますので、床の間もお仏壇を置くのに適していると言えます。
仏間や床の間がないご家庭は、どの部屋に置くのかという決まりはありませんので、和室やリビングの部屋に置いたり、タンスや家具の上など、身近な場所でいつでもお祀りしやすい場所が良いでしょう。

タンスや家具の上に設置する場合、気をつけることは、仏壇の中に設置する御本尊の高さが重要なポイントです。
座っておまいりするとき、本尊の顔の位置が目より少し上になるように安置するのが目安です。
お仏壇のサイズにも依りますが、家具の高さが60cmから100cmぐらいの高さであれば、十分です。

御本尊の高さ

設置場所が高い場合は、椅子やスツールに腰掛けて拝んで構いません

来店前に設置場所の採寸(高さ×幅×奥行 タンスなど台の上に置く場合は台の高さ)
また、お部屋の写真を数枚ご用意していただけるとお店もお客様の設置場所に適したお仏壇の提案がしやすくなります。

安置する場所の注意点として

  • 直射日光があたる窓際は避ける
  • 風通しが良く湿気がこもりにくい清浄な場所
  • エアコン等の冷風・温風が直接当たる場所
は避けた方がよいです。

 

仏壇を置いている場所の上を人が歩くような場所 ~仏様を踏みつける事になり失礼に当ります。
また物を置いたり、仏壇の真上に遺影写真を飾るのも失礼です。 遺影に長押なげしを掛ける場合、設置場所の左右どちらかの壁の長押に掛けるようにしてください。

家の構造上、どうしても仏壇を設置している上を人が歩く場合
マンションやアパートなどの集合住宅で、上の階の住人が、お仏壇の上を歩く可能性がある場合
『 雲 』と書いた紙

仏壇を設置する箇所の天井に『 雲 』と書いた紙を貼る事で、
そこから上はそらで何も無いと言う意味合いになり、
『 雲 』と書いた紙を貼る事でその上を人が歩いても、失礼になる事を回避出来ます。

(仏壇と神棚は同じ部屋に置いてもよい)

神棚を設置している場合、仏壇と神棚が向かい合うのも避けた方が宜しいです。
どちらか一方にお参りするときに、もう一方にお尻を向けることになり、失礼に当たります。
ただし、同じ壁面に並べるのは構いません。

お仏壇を安置する場所が決まったら、その場所の高さ、巾、奥行などをきちんと測ります。
お仏壇は扉を開いて使用しますので、お仏壇本体の寸法ではなく、扉を開いた時に左右にスペースの確保が必要となります。

(お仏壇の向き(方角)について)

一般には、南向きや西方浄土から西向き、また宗派の本山に向けると言う考え方など、お仏壇の向きには諸説ありますが、絶対的なものはありませんし、特別な決まりはありませんのでそれほど気にする必要はありません。
ただし、一般的には真北を向く北向きは避けて置く方が多いです。

※方角に関する縁起は、仏教が成立した後に、中国で考えられた「易学」からきています。
仏教も易学も中国から伝来しましたので、混同されていますが、仏教では、方位で縁起が良い悪いという事は言いません。また迷信や、まじないなど人を惑わす事は説いたり、信じたりしません。

Q.4. 仏壇に関する意識調査

30~60代の男女600名を対象に 〜 仏壇に関する意識調査 〜




現代の暮らしに合わせたモダン仏壇や宗教用具を販売する株式会社インブルームスさん(静岡県静岡市)が、

2人以上の世帯に暮らす3060代の男女600名(性年代別均等割付)を対象に、インターネットで仏壇に関する意識調査を実施されました。

引用元

“仏壇離れ”が顕著、マンションなど集合住宅では約8割! 仏壇を購入する場合、最も気にされているのは「大きさ」(68.6%)


Q1.
あなたの家に仏壇がありますか?

持ち家(一戸建て)に住む 367名 ある 51.8% ない 48.2%

持ち家(集合住宅)に住む 109名 ある 21.1%  ない 78.9%

民間賃貸住宅に住む   84    ある 15.5%  ない 84.5%

公営住宅に住む     30    ある 13.3%  ない 86.7%

複数人世帯の6割に仏壇が無く、葬儀方式が仏式の家でも54.3%に「仏壇無い」ことが明らかとなりました

Q2. 調査対象者600名に先祖・故人を偲ぶ気持ちについて尋ねると

81.2%の人が「先祖・故人を偲ぶ気持ちを持つことは大切だと思う」と認識していることがわかりました

しかし、仏壇を持たない人は、仏壇がある家庭と比べて、先祖・故人への供養が不十分だと、後ろめたさを
感じる傾向にあることもわかりました。

Q3. 自宅に仏壇がない人に対し仏壇を置くことへの意向を聞いたところ、

「今後置く予定がある」4.1

「本当は置きたいが、置けていない」4.7

「今は必要としていないが、将来的には置く可能性がある」44.4

「将来を含めて置くつもりが無い」44.9

「その他」1.9

となりました。


置くつもりが無いと回答した人を除いて、将来的に置く予定がある~可能性があると答えた人に、
Q4.「購入する仏壇を選ぶ場合に、気になる点」を尋ねたところ、


最も気にされているのは「大きさ 省ペース」(68.6%)で、

今、仏壇に対して省スペースが求められていることが改めて確認でき現代の住宅事情を象徴するような結果となりました。

他にも「置き場所」(洋風住宅やマンションやアパートなどでの設置場所の問題)、
仏壇の重さや設置・移動の簡単さ」(賃貸に伴う引っ越しなど、仏壇移動の問題)、
仏壇の価格や、お手入れや扱いが楽な仏壇に感心があるようです。

また、「インテリアとの調和」「デザイン性」を気にされています。

アンケートからも、現在のお仏壇に求められているのは、
「大きさ 省ペース」で、「低価格」「インテリアとの調和」「デザイン性」だと言えます



Q5.調査対象者600名に「仏壇が現代のライフスタイルやデザインに合わせて変化することには賛成ですか?」
と尋ねたところ、

仏壇が現代のライフスタイルやデザインに合わせて変化することに「賛成」61.0と回答されていて、お仏壇が伝統的なスタイルから、モダンなスタイルへ変化することには賛成のようです。

賛成と答えた人の中には、

  • 「仏間のない家が増えているので、あらゆる部屋にマッチする仏壇が増えることはよいと思う。」(50代男性・持ち家(一戸建て))
  • 「狭い家だと大きい仏壇を置くことはできない。簡単なものなら位牌と写真だけでもいいので、その家に合わせた形の仏壇でいいと思う。」(40代女性・民間賃貸住宅)
  • 「リビングに置いても良いデザインが好ましい。」(40代女性・持ち家(一戸建て)) 

などの意見がありました。

Q.5. 若い世代にも受け入れやすいカタチとスタイルの提案 ~ モダン仏壇で仏壇のイメージが変わる

若い世代にも受け入れやすい、カタチとスタイルの提案


『仏壇と言うと、煌びやかで派手な金仏壇や、重厚すぎて重苦しい唐木仏壇のイメージでどうも嫌だ』と、思われがちで

3.30~60代の男女600名を対象に 〜 仏壇に関する意識調査 〜 からも、

81.2%の人が「先祖・故人を偲ぶ気持ちを持つことは大切だと思う」と認識しつつも
そのお仏壇が「大きさの都合で置けない」「空間やインテリアと合わない」という理由で人から遠くなっているようです。


将来的に置く予定がある~可能性があると答えた人に、「購入する仏壇を選ぶ場合に、気になる点」を尋ねたところ、

最も気にされているのは「大きさ」(68.6%)という結果が出ており、
続いて、「低価格」「インテリアとの調和」「デザイン性」が重要なポイントのようです。

  • 家のインテリアにこだわり、部屋を素敵な家具や調度品で揃えているのに、仏壇がインテリアと調和しない。
  • 価格も手頃なほうがいい。でも、気に入ったデザインであれば、コンパクトでも多少予算をかけても良い。
  • お手入れが簡単で、機能的でシンプルな仏壇がいい。

アンケートからも、現在のお仏壇に求められているのは、「大きさ 省ペース」で、「低価格」「インテリアとの調和」「デザイン性」であり
そんな住宅事情の変化やお客様のニーズに合わせて、近年は『お仏壇事情』も大きく変わってきています。

住宅事情や時代のニーズに合わせて、
コンパクトで、インテリアやほかの家具と調和し、リビングの風景に溶け込むよう、あえて仏壇であることを主張し過ぎず、
すんなり部屋に馴染むようにシンプルさを追求し、従来のお仏壇の概念が一新したのが、モダン仏壇です。




モダン仏壇は、家具調仏壇とも呼ばれ、現代的なデザインのお仏壇の総称です

新しいカタチの仏壇 = 家具調モダン仏壇

「想う心・偲ぶ心」という思いを、より身近にするために
現代の暮らしと調和し、普段のリビングの風景やインテリアに溶け込むサイズと、機能的で、シンプルなカタチを追及

現代の生活様式に合うように、設置場所を選ばず、小型でシンプルにデザインされており、
カタチや色調も様々で、仏具もインテリア感覚で、お好きなデザインをお選びいただけます


モダン仏壇は、従来のお仏壇と比べ、比較的お求めやすく、4万円台ぐらいの価格帯から、
厳選された天然素材を使用した高級品や デザイナーが監修したスタイリッシュなデザイナーズ仏壇もございます。



思い思いのスタイルで

仏壇は本来、お寺の様式を小型化して、家庭内でご本尊をお祀りするものでした。

しかし、現在では、『故人や先祖を祀るためのもの』更には 心の悲しみの癒し ~ 亡き親族との対話の場 として
として仏壇を捉える人が増えてきています。

また、宗教や旧来の考え方にとらわれず、シンプルに、自由な形で大切なご家族をお参りしたい方には、

    
位牌の代わりに写真を飾り、故人の愛用品や思い出の品、ミニ分骨を安置し、
故人と対話するためのコンパクトなメモリアル祭壇として設置する方も増えています。
「手元供養祭壇」や「メモリアル祭壇」も、そんな方には、最適な仏壇=祭壇(英語: altar)と言えるでしょう。


また、都市部でお墓を用意するのが難しい方には、下台に遺骨が収納可能な大型収納を備え、
お仏壇とお墓が合体した 新しい供養スタイルの自宅納骨(手元供養)可能仏壇もございます。

    

お墓の代わりになる自宅納骨仏壇であれば、

  • 経済的な理由でお墓の購入をためらう方も、自宅納骨であれば経済的な負担が軽く、体力や環境に関わらず、自宅でお墓参りが可能
  • 生前と同様、いつも故人(家族)と繋がりを持つことが出来て、身近に感じられます
  • 良いお墓が見つかった場合も、お仏壇の下台の大型収納は、仏具の保管場所として使え、そのまま通常のモダン仏壇としてご使用可能

などのメリットがあります。

お墓や埋葬は「墓埋法=墓地、埋葬等に関する法律」 によって規定され

市町村の許可を得た場所にしか埋葬出来ませんので、例え自宅の庭であっても埋葬できません。
ただし、自宅に管理することは、何の問題も無いとされています


従来のお仏壇は、仏教の教えに基づき、その様式が確立されましたが、
モダン仏壇は、その様式を継承しつつも、今日の生活スタイルや実際に使われる方の立場に立って、企画商品化されています。


まとめ



どこか懐かしく、和の温もりを感じ、お仏壇本来の目的を踏襲しながらも、簡略化したシンプルなデザインは、
使う方の個性やお部屋のインテリアを選びません。

家族・人それぞれの「想いを表したカタチ」として、使う人・使う場所に合わせた、より自由な飾り方を選ぶことができます。

従来のお仏壇には、抵抗がある方や、お部屋のインテリアにこだわりがある若い世代にも、新しいカタチの仏壇 = 家具調モダン仏壇なら、きっと気に入って頂けるでしょう。

Q.6. お仏壇の設置場所と注意点

設置場所



お仏壇が必要になった際、昨今の住宅事情も手伝って、どこに置こうか悩まれる方も多いと思います。


仏間や床の間がある場合


  

家に仏間があれば、そこが最も適した場所です。
多くの家族や親戚が集まるにも十分な広さがあり、ご法事やお盆参りの際もお参りしやすく、落ち着いて執り行うことができます




床の間は、家の中で一番格式の高い場所で家の中心にあたりますので、床の間もお仏壇を置くのに適していると言えます。
掛け軸や、盆提灯などをお仏壇の横に飾り、仏間として、祈りのスペースとして確立出来ます


仏間がない場合のお仏壇の設置 〜仏間からリビングへ

近年は一戸建て、集合住宅にかかわらず洋式タイプが主流で、和室のないお宅も多いと思います。

そのため、「お仏壇を、どこに置いていいかわからない」「お仏壇は必要だけど、洋室に合わないので迷っている」
集合住宅だと「置き場所がない」という声も少なくありません。


お仏壇は、どの部屋に置くのかという決まりはありません。
一番大切なのは、家族が「お参りしやすい場所」であることです。


リビングや居間など家族の集まる場所に設置すれば、
常に仏様や故人の存在を身近に感じられ、いつでもお祀り出来るため、リビングも良い場所といえます。

お仏壇の種類やサイズはさまざまですが、

御本尊を祀る信仰の場
御先祖様を供養する大切な場
心の悲しみの癒し(グリーフケア)として、亡き故人を偲び、対話の場
に相違はありません。

また、お仏壇の価値は金額で決まるものではありません。
自分や家族が、毎日、仏様に手を合わせ、故人を供養し、偲ぶ気持ちが最も大切なのです。


しかし、リビングに置くと「友達が遊びに来た時、お仏壇があると視線が気になる」
と悩まれるかもしれません。


家具調モダン仏壇であれば

来客時も、扉を締めれば、お仏壇と感じさせないデザインやカラーで、お部屋の雰囲気に溶け込みます。

どこか柔らかく懐かしい和の温もりを残し、あえて複雑な装飾を省いたシンプルなデザインで、
使う方の個性やお部屋のインテリアを選びません。


リビングの床や和室の畳の上に設置スペースがあれば、


  

下台収納付きの家具調仏壇を設置したり、

仏壇専用台

小型のお仏壇と仏壇専用台を組み合わせて設置する方法もあります
専用台があれば、スライド式トレーや引き出しを備え、仏具を飾ったり、収納スペースが確保できて便利です。

また、仏壇専用台とスツール(椅子)が一緒になった仏壇台もあり、膝や足が悪い方も腰掛けて楽な姿勢で拝むことができ、
硬いフローリングの床の場合にも最適です



床に仏壇を設置する十分な場所が確保できない場合は




チェストなどの家具の上に設置できるコンパクトな家具調仏壇が良いでしょう。

台の上に置く場合は、十分な強度があるか、そして、床から台の高さも重要です。






拝む時、御本尊の顔の位置が、水平より少し上ぐらいの位置が理想的です。
お仏壇の大きさや御本尊を祀る壇の位置にも依りますが、家具の高さが60cmから100cmぐらいの高さが理想です。

逆に低すぎると、御本尊を見下げるようになります。

御本尊の位置が高い場合は、丁度良い目線になるように、椅子の高さで調整されると良いでしょう。



お仏壇を設置する上で注意するポイント

  1. 直射日光があたる窓際
  2. 風通しが悪く湿気が籠りやすい場所
  3. 清潔な場所
  4. エアコン等の冷風・温風が直接当たる場所

は、避けた方がよろしいです。

お仏壇は湿気や乾燥を嫌います。
直射日光やエアコンの風により、木材が乾燥して歪みや反りが生じ、色褪せや漆の艶切れの原因になります。
また、湿気によるカビの発生やお仏壇や仏具が劣化する恐れがあります。

尊い御本尊やお位牌を祀る場所ですので、清潔な場所を選びましょう。


お仏壇を設置する場所の上にも注意が必要

家の構造上、どうしても仏壇を設置している上を人が歩く場合や、
マンションやアパートなどの集合住宅で、上の階の住人が、お仏様の上を歩く可能性があります。
その場合、お仏壇や、御本尊やお位牌を踏みつけることになり失礼に当ります。


その場合は、

   


     

仏壇を設置する箇所の天井に『 』と書いた紙を貼ることで、
そこから上は空(そら)で、上には何も無いと言う意味合いになり失礼になる事を回避出来ます。


またお仏壇の上に物を置いたり、仏壇の真上に遺影写真を飾るのも御本尊に対して失礼です。
遺影写真を掛ける場合、設置場所の左右どちらかの壁の長押に掛けるようにしてください。


お仏壇の向き(方角)について

一般には、
仏教では、西に極楽浄土があるという教えから、西を背にお仏壇を設置する 西方浄土説
お釈迦様が説法をするときに南を向いていたとの謂れから北を背にお仏壇を設置する 南面北座説
各宗派のご本山にむけて手を合わせるため、ご本山にがあるほうを背にしてお仏壇を設置する 本山中心説

などお仏壇の向きには諸説ありますが、特別な決まりはありませんので、それほど気にする必要はありません

また、吉方位など方角に関する縁起を気にされ、仏教とよく混同されていますが、
鬼門(北東(丑寅の方角))の方角に関する縁起は、中国で考えられた「易学」からきているもので、仏教とは全く関係ありません。
仏教では、方位で縁起が良い悪いという事は言いません。


神棚がある部屋の場合

神棚を設置している場合、仏壇と神棚が向かい合うのも避けましょう。
どちらか一方にお参りするときに、もう一方にお尻を向けることになり、失礼にあたるからです。

ただし、同じ壁面に並べて設置するのは問題ありませんが、神棚の真下にお仏壇を設置するのは避けましょう。


お仏壇の設置場所が決まったら、サイズを測りましょう


お仏壇を安置する場所が決まったら、その場所の高さ、巾、奥行などをきちんと測りましょう。




仏間であれば、内寸法、鴨居までの高さ、奥行きを計りましょう。

また、お仏壇には、灯篭や照明が付きますので、コンセントの位置や距離の確認もお忘れなく。



扉が十分開くスペースの確保が重要!

タンスなどの収納家具とは違い
お仏壇は絶えず、扉を開いた状態で使用しますので、お仏壇本体の寸法だけでなく、

お仏壇の寸法 プラス 左右に、扉が十分開けるスペースが必要です。

扉が十分開かないと使い勝手が悪くなります

リビングや家具の上に設置する場合、ご自身が拝むスペースも考慮してください。

参考記事はこちら「お仏壇のサイズ表記とお仏壇設置の目安」


また、49日の法要、ご法要やお盆のお参りのことも考えておきましょう

リビングなど普段生活する場所にお仏壇を設置する場合、
どうしても生活感が出てしまい、お寺様が来られる際に、部屋を片付けたり、間仕切りが大変です。
また、法要等で、人が多く集まる場合、広さも問題になります。

最近は、お盆や法要のお勤めの場所として、お寺の本堂や門徒会館でなされるケースも増えています。
お寺は檀家の共有ですので、基本的に使用料を取られませんが、お心付けとしてお包みされると良いでしょう。





設置場所についてのまとめ

  1. 仏間や床の間があれば、ベストですが、お仏壇を設置する場所に決まりはない。
  2. 一番大切なのは、「お参りしやすい場所」であること。いつでもお祀り出来るリビングも良い
  3. 設置場所が狭いなど、ご法要等が難しい場合、お寺の本堂を使用させて頂く方法もある
  4. 直射日光が当たらなく、湿度がこもらず清潔な場所
  5. 仏様や故人(ご先祖様)に対して失礼にあたらない場所
  6. お仏壇の設置場所については諸説あるが、それほど気にする必要はない
  7. 設置場所が決まったらサイズを測り、扉が十分開くスペースの確保も考慮してお仏壇のサイズ選びをする
  8. コンセントの位置や距離も確認

お仏壇の設置場所について悩まれた際は、
お家や間取りなどの環境を考慮して、最適なお仏壇選び、設置に関するご提案をさせていただいております。

来店時に、設置予定の場所の写真を数枚ご用意して頂くと、お部屋の雰囲気から設置場所に最適なお仏壇の提案をさせていただけます。

また、実際に設置場所を拝見させて頂き、悩みや相談をお受けすることも可能ですので、ぜひ、お気軽にご相談ください。

Q.7. お仏壇選びのチェックポイント

お仏壇選びのポイント



1. まずは、『どの部屋の、どの場所に置くか』

以前は、お仏壇は、和室の仏間や床の間に置くのが一般的でしたが、




どの部屋に置くのかという決まりはありませんので、仏間や床の間がないご家庭では、
ご自宅の住宅事情を考慮して、リビングの部屋に置いたり、家具の上など身近な場所でいつでもお祀りしやすい場所がよろしいでしょう。


2. どのタイプのお仏壇にするのか

設置場所がおよそ決まりましたら、
お部屋のタイプ(和室、洋室リビング)や、設置場所の広さなどを踏まえた上で、

お部屋の雰囲気に合ったお仏壇 や、ご自身が好みのタイプのお仏壇を選べばれると良いでしょう。

伝統的で格式があるお仏壇をお探しなら、金仏壇や黒檀や紫檀などの唐木仏壇を、

シンプルで、すっきりしたタイプをお好みなら、家具調のモダン仏壇が良いでしょう。



家具調のモダン仏壇なら、カラーが豊富で、インテリア感覚で様々な種類の中からお選びいただけます。

お仏壇の種類やサイズは様々で伝統的なお仏壇や家具調モダン仏壇であろうが、

  • 御本尊を祀る信仰の場
  • 御先祖様を供養する大切な場
  • 心の悲しみの癒し(グリーフケア)として、亡き故人を偲び、対話の場

    に相違はありません。

    自分や家族が、毎日、仏様に手を合わせ、故人を供養し、偲ぶ気持ちが最も大切なのです。


    3. 自分の宗派の確認

    仏教の宗派には、様々な宗派があり、自分の宗派の確認も重要です
    故人・ご自身・家系での宗派を確認しておきましょう。

    また、同じ宗派でも
    浄土真宗には、本願寺派、大谷派、高田派など、
    浄土宗には、知恩院派や西山派などに分かれています。

    わからない場合は、菩提寺様にお問い合わせください。


    金仏壇は、浄土真宗専用のお仏壇になりますが、

    唐木仏壇や家具調のモダン仏壇であれば、すべての宗派に対応しますが、
    宗派により、ご本尊が異なり、お仏壇に合わせて揃える仏具も違ってきます。



    4. お位牌や他の仏具をお持ちの場合

    すでに、お位牌や御本尊の掛け軸などの仏具をお持ちであれば、
    お仏壇の中に収まるように大きさを測り、メモしておきましょう。




    5. 将来、どなたが仏壇を引き継ぐかも、お仏壇選びの重要なポイント

    設置場所、お仏壇のタイプ、宗派、およその購入のご予算のほか、
    さらには購入後,、将来お仏壇をみる方が亡くなったあと、 どなたが仏壇を引き継ぐか?
    もし、お仏壇を移動設置する際に、設置場所が確保できるかも重要なポイントです

    お仏壇は一生に一度のお買い物であり、末永く何代にも渡って受け継ぐものですので、
    じっくりと品質を見定め家族や兄弟みんなの意見も参考に選ぶようにしましょう。



    6. 実際に、お店に足を運び商品の確認

    来店前に、設置場所の採寸(高さ×幅×奥行き )と、自分の宗派を確認し、だいたいの予算を頭に入れておく必要があるでしょう 

    また、家具調モダン仏壇でしたら、お部屋の写真を数枚ご用意していただけると、
    店舗で商品を探す時に、お部屋の雰囲気とお仏壇を照らし合わせ見ると、
    イメージも湧きやすく、仏壇店も設置場所にあったお仏壇のご提案が出来ます。


    お店を訪問して、実際に商品を見て、目を引いたお仏壇のファーストインプレッション(第一印象)も重要です。
    そのお仏壇が、あなたの好みのお仏壇に一番近いと思われます

    そのほか、第2、第3の候補の中から、じっくり比較検討されてみたら良いでしょう
    好みのお仏壇がありましたら、ご自身の宗派にあったお仏具を選んでもらい、
    実際に配置してみて全体バランスを見ます

    比較の商品との素材や製法、価格の違いの説明を十分聞き、商品に対する知識や購入後のサポートが
    しっかりしたお店でじっくり吟味して選ばれることをお薦めします

    お仏壇は一生に何度もない大きなお買い物ですので、実際に商品を見て、納得のいくお仏壇を選ぶことをおすすめします。

    ネット通販でも、お仏壇、仏具は購入できますが、ホームページに掲載の画像と届い現物とでイメージが違ったり、
    質感が想像と違った、サイズが合わなかったなど多々あります。

    当店では、過去に納品させて頂いたお仏壇の写真の資料があり、様々なタイプのお仏壇と設置場所の事例を写真に収めていますので、
    写真を参考にしていただき、当店の 仏壇・仏事コンシェルジュが、様のご要望やご相談をお聞きし、お客様の好みやお部屋に合ったお仏壇選びをご提案させていただきます。


     
    お仏壇や仏事に関して、判らないことや困りごとがございましたら、是非お気軽に当店までご相談下さい。

    Q.8. お仏壇のサイズ表記とお仏壇設置の目安

    お仏壇のサイズ の「号」や「寸や尺」の表記


    お仏壇を選ぶ時、大きさを示すサイズの表記で、20号 、18×43号、2尺など数字でサイズ表記されているのを目にされると思います。

    その数字は何を示しているのもか?

    そもそも、お仏壇や仏具のサイズは、センチ単位でなく尺貫法(1寸=約3cm  10寸=1尺=約30cm)で表記し
    1寸(3cm)=1号として換算し、お仏壇の規格サイズで表しています。

    20号であれば、20寸=2尺を表し、60cmとなります。


    それでは、お仏壇の大きさ示す規格サイズ(号)は、
    何処の大きさを示しているのか?

    お仏壇の種類により、大きさを示す場所が異なります。

    金仏壇や唐木仏壇など伝統的なお仏壇の場合


    お仏壇の扉部分の横幅の大きさ示した数字になります。

    また、18×43 のように表記されている場合は
    扉部分の横幅×お仏壇の総高さを示します


    お仏壇の「別台」「高台」「上置」の表記

    お仏壇の名称に「別台」「高台」と表記されていますが、これはタイプを示します





    紫檀  別台 18×43号 ( 高さ 130cm×幅 62cm×奥行き 49cm) 
    黒檀  高台 18×57号 ( 高さ 171cm×幅 65cm×奥行き 60cm)

    この2本のお仏壇は、どちらも同じ18号の規格サイズで、戸幅は同じ54cmですが高さが異なります

    これは、タイプの違いで
    別台は、地袋収納付きのお仏間に合わせたサイズのお仏壇
    高台は、直置きタイプで、襖と同じ高さお仏間に合わせたサイズのお仏壇のことです。

    規格サイズの○◯×■■号の、■■の部分が高さを表しています。



    上置は、家具(チェスト)やお仏壇専用台に乗せて設置するタイプのお仏壇で
    高さ40cmから80cm 幅35cm前後〜 奥行き 25cmから 40cmとコンパクトなお仏壇です。
    台の上に置くことを設定したお仏壇です1


    お仏壇のサイズと設置の目安

    仏間やリビングやチェストの上にお仏壇を設置する場合、サイズ選びが重要ですが、


    お仏間に設置する場合、





    18号のこのお仏壇の場合、お仏壇の最大幅62cmは、 底辺部の横幅です。

    仏間の内幅が63cmでも納まりますが、扉は、直角までしか開きません。

    お仏壇は、収納家具と違い、絶えず扉を開いた状態で使用しますので、
    お仏壇本体の寸法だけでなく、
    扉を開いた時に左右に十分なスペースを確保することが必要です


    お仏間に設置する場合、サイズ選びで重要になるのが、お仏壇の規格寸法の号数 : 戸幅=扉部分の横幅のサイズ


    18号の場合、戸幅は54cmで扉は4枚ですので、扉1枚の横幅は、54cm ÷ 4 = 13.5cm なります。

    上記の図のように、扉を2つ折りにして末広がりに開いた状態では、
    横幅は 54cm+ 13.5cm × 2 = 約81cmになり、少し余裕を持って
    理想の仏間の内幅は、85cm以上の仏間になります。


    お仏間に設置する場合
    お仏壇の号数(お仏壇の外扉部分の横幅 )× 約1.5倍+αが、理想の仏間サイズ  

    例えば
    扉幅 18号サイズ= 約54cm の場合、仏間の内寸法は 85cm
    扉幅 20号サイズ= 約60cm の場合、仏間の内寸法は 90cm


    もっと広いとフルオープンで扉を開くことができ、お仏壇が一層大きく見えます




    最近、多いのが押込み式開き戸の仏間
    この場合、襖を押し入れると、仏間の幅が10cmぐらい狭くなりますので、注意してください。




    リビングや和室に床置きタイプの台付モダン仏壇を設置する場合




    13×36号サイズのお仏壇の台の幅は40cmですが、扉を末広がりに開くと、61.3cm あります。

    お仏壇の左右に、それぞれ扉1枚分以上のスペースが必要になり、更に自分が拝むスペースも考慮しないといけません。


    上置きタイプの家具調モダン仏壇の表記サイズ


    上置タイプのモダン仏壇の表記サイズ= 号数=高さを表しています
    横幅は、実際のサイズを参考に、設置の目安は、横幅×1.5倍以上 が必要です。

    お仏壇がコンパクトなので、お仏具も小さくて必要最小限ですが、
    お仏壇の手前に、香炉やおりんを置くスペースがあると、お仏壇の中もすっきりして使い勝手もよくなります。



    お仏壇設置時の注意点

    お仏壇を選ぶ際は、お仏壇の実寸法(高さ×幅 × 奥行き)だけでなく、
    扉が十分開くスペースも考量してお仏壇のサイズを選びましょう。

    金仏壇や唐木仏壇、床置きタイプの台付モダン仏壇は、お仏壇の号数(●●号 ●●×□□)
    の戸幅●●を参考に戸幅 × 1.5倍+α を参考にしてください。

    上置タイプのお仏壇の場合、扉か開くスペースと、お仏壇の手前にもスペースがあると、お仏壇の中もすっきりして使い勝手もよくなります。

    Q.9. お仏壇の購入時期は?

    お仏壇の購入時期は?


    お仏壇は本来、ご本尊を祀って仏教を信仰するための祭壇ですので、

    特に決まった時期はありませんので、信仰に関心を持たれた時に仏壇を購入されると良いでしょう。

    近年は「お仏壇は亡くなった家族やご先祖を祀るための場所」という考え方が一般的になり、

    また「心の悲しみの癒し(グリーフケア)~ 亡くなった親族との対話の場所」

    として、家族が亡くなられた後に、お仏壇を購入される方が大半です

    いつまでに購入しないとイケないということはありませんが
    実際に購入される方は、白木の仮位牌を本位牌に作り変える、四十九日の法要の前までに用意されるお客様が多いです。

    それ以外に、お盆や年忌法要や、家の新築やリフォームに合わせて、新規購入やお仏壇の買い替えの一つの機会です。



    または、お仏壇のお掃除、修理や塗り替えされるお客様も、お盆や年忌法要や、家の新築やリフォームのタイミングに合わせて依頼されるケースが多いです。

    当店では、お仏壇のお掃除、修理、塗り替えも、自社工房にておこなっています

    Q.10. お仏壇を購入したら ~ 「入仏式 =開眼法要」「入仏慶讃法要」

    入仏式仏像や掛け軸に尊い魂を入れる儀式

    お仏壇の購入が決まりましたら、お仏壇を購入したことをお寺様にお伝えして、
    入仏式にゅうぶつしき」の日にちを、菩提寺様のご都合と調節して、法要をご依頼してください


    「入仏式」とは、仏像や掛軸(絵像)は、仏壇店で購入した時点では、まだ単なるモノであり

    魂を入れて、初めて尊い仏と成すと言う考えから、仏像や掛軸に魂を入れる儀式の事です。

    入仏式は、宗派により言い方は異なり、開眼供養かいげんくよう」、「入魂式」、「お性根入れとも言い、
    浄土宗では、開眼式かいげんしき という言い方をします。



    浄土真宗では家に阿弥陀様を迎い入れるための 入仏慶讃法要 


    ただし、浄土真宗では、教義により、他の宗派のように、仏壇やご本尊などに魂が宿るという概念が無いため、
    仏像や絵像の掛け軸にお性根を入れたり、また性根を抜くこと自体いたしません。
    そのため、ほかの宗派のように仏さまに魂を入れる「開眼法要」、「魂入れ」は行いません。

    浄土真宗では、お仏壇や掛け軸を購入し、家に阿弥陀様をお迎えし、おめでたい法要として

    入仏慶讃法要にゅにゅうぶつけいさんほうようもしくは、入仏法要にゅうぶつほうよう入仏式と言います。   


    あくまでも
    入仏と言っても、浄土真宗では、魂を入れる=入魂ではなく、あくまでも、家に阿弥陀様を迎い入れるの意味です。
    お寺様に依頼される時は、入魂式や開眼法要とは言わないようにご注意ください。



    入仏式や入仏慶讃法要で用意するものは?

    どの宗派であっても、木像や絵像に魂を入れる儀式や、お仏壇や本尊を迎え入れることは、おめでたいお祝い事なので、

    朱蠟燭

    ローソクは、お祝いを表す赤色のろうそく を用意します。
    (無い場合は、白いローソクでも構いません。)

    朱ロウソクを灯し、お花を飾り、お菓子や果物を供え、打敷を飾り、宗派によっては、お霊具膳をお供えしてお祝いをします
    また、お祝い事なので、用意できれば、お供えには紅白のお饅頭やお餅をお供えして下さい。



    お日柄は大安が良い?

    お仏壇を設置する日や、「開眼法要」「入仏法要」は、おめでたいお祝いことなので、
    お日柄の良い『大安』など、皆さん六曜の暦のお日柄を気にされる事が多いですが

    本来、仏教と六曜の暦は因果関係はなく、大安や仏滅や友引など日柄の善し悪しは関係ありません
    特にこだわる必要はありませんが、『大安』を選ぶのも自由です

    Q.11. お仏壇のお手入れ方法

    お仏壇や仏具は大変デリケートですので、取り扱いやお掃除やお手入れには細心の注意が必要です。 お掃除をする場合、なるべく仏具を一旦取り出してお掃除されることをオススメします。 飾り方が判らなくならなために、スマートフォンなどで、写真を撮られておくと便利です。

    お仏壇のお手入れ

    金仏壇や塗り仏壇の場合

    漆の塗装の上に金箔を貼っあるため、金箔を強く擦ると、剥げるため触らないようにして下さい。
    毛払いで埃を払う場合も、毛先で金箔にスジ傷が入る場合もございますので、注意が必要です。

    ウルシの塗りの部分は毛払いなどでホコリを払い、柔らかい布でやさしく拭きます。
    細かな彫刻や金具などで装飾がされていますので、毛払いで掃除する場合、引っ掛けないよう注意して下さい。

    漆は輪島塗の漆器のように、食器にも使われ、本来水にも非常に強いものです。
    ウルシの汚れが酷い場合、金箔には触れないように注意して、少し湿らした布で汚れを浮かしてお掃除可能です。
    ただし、傷があるとそこから水が内部にしみ込み下地が弱り、漆が剥がれたりしますので、水気は素早く取り除いて下さい。

    唐木仏壇や家具調モダン仏壇の場合

    ほこりが付いたときは、毛払いでホコリを払ったり、乾いた柔らかい布でやさしく拭いて取り除いて下さい。
    ホコリや汚れがしつこい場合、乾拭きで強く擦ると擦りキズが生じますので、その場合、洗剤等は使用せず、水で少し湿らしたマイクロファイバーの布で優しく拭き、その後水気をしっかり取って下さい。
    住宅用洗剤やシンナーなど有機性のもので拭くと、変色したり剥がれたりします。
    水で湿らしたクロスや必ず仏壇専用のクリーナーでお手入れして下さい。

    シリコンを含んだ化学雑巾は、艶が出ますが、くすみの原因になりますので、マイクロファイバーの布がお薦めです。 仏壇専用の艶出し剤が市販されていますが、シリコンを含んでいますので、くすみの原因になりますので、あまりお勧め致しません。

    お仏具のお手入れ

    素材を確認し、お手入れしてください。

    金箔が張ってある仏具の場合、金仏壇のお手入れと同様です

    着色されていない、磨きの仏具の場合

    水や空気中の水分で、表面が酸化して黒ずんだ場合は金属磨きの研磨剤や真鍮用のクリーナーで表面を研磨してもとの輝きを取り戻します。

    真鍮や銅などの金属製の仏具

    着色されていない、磨きの仏具の場合

    水や空気中の水分で、表面が酸化して黒ずんだ場合は金属磨きの研磨剤や真鍮用のクリーナーで表面を研磨してもとの輝きを取り戻します

    着色された真鍮製仏具の場合

    表面の酸化防止のために、着色や金メッキされていますので、研磨剤で磨くと、着色やメッキが剥がれてしまいます。
    研磨剤は使用せず、固く絞ったクロス等で、表面の汚れを除去してください。

    ローソク立のローの汚れ

    硬いものでローを削ると、表面の加工処理まで傷つけますので、爪などで大まかに取り除いた後、80度ぐらいの熱湯でローを溶かしてその後、ティッシュや布で拭き取って下さい。

    木製の仏具

    毛払いでホコリを払ったり、乾いた柔らかい布でやさしく拭いて取り除いて下さい。汚れがしつこい場合は、少し湿らしたマイクロファイバーの布で優しく拭き、その後水気をしっかり取って下さい。

    プラスチック製の仏具

    家庭用洗剤を薄めて、クロスやスポンジで丸洗い可能です。
    蒔絵が施してある場合は、剥がれないように注意してください。

    ご自身で対応出来ない場合は、無理をするとかえってキズや傷みが広がる恐れがあります。当店では、お仏壇のお掃除クリーニング、汚れがひどい場合のすすぬき修理、塗り替え修理も行っておりますので、ご相談ください

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