お仏壇のお手入れ方法
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お仏壇や仏具をきれいに保つために、お盆やご法事前や、正月前など、年に2回程度、お掃除をすると、ホコリが固着せず、その後のお手入れも楽になります。
お仏壇や仏具は大変デリケートですので、取り扱いやお掃除やお手入れには細心の注意が必要です。
お掃除をする場合、なるべく仏具を一旦、外に取り出してお掃除されることをオススメします。
掃除を始める前にはスマートフォンなどで、全体の写真を撮っておくと、お掃除のあと、元の位置に戻せて便利です。
お掃除の際は、台所用の薄手のゴム手袋が重宝します。
お仏壇のお手入れ
金仏壇や塗り仏具の場合
※ 要注意 金箔の掃除
金箔は、漆の塗装の上に、金箔貼り専用のうるし等で接着して貼ってあるため、強く擦ると、金箔が剥がれる恐れがあり、触らないようにして下さい。
金箔の表面に付いた、線香やローソクの汚れは、専門の技術がないと、お手入れは難しいです。
毛払いで埃を払う場合も、毛先で金箔にスジ傷が入る場合もございますので、注意が必要です。
うるし塗りのお手入れ
よく、うるし塗りのお仏壇のお手入れ方法で、水拭きはダメと記載してありますが、それは、間違いです
輪島塗などの漆器の食器にも使わるように、うるしは本来、木材を水分から守る役割を果たしますので、漆は本来、水にも非常に強いものです。
うるしの汚れが酷い場合、乾拭きで強く擦ると、擦り傷が生じ、艶がなくなります。
金箔には触れないように注意して、少し湿らした布で汚れを浮かしてお掃除したほうが、乾拭きよりはるかに綺麗になります。
ただし、下地まで達した傷がある場合、そこから水や湿気が内部にしみ込み、下地が弱り、漆が剥がれたりしますので、傷がある場合、その箇所は避けて下さい。
最近のお仏壇では、サーフェーサーなどの有機塗料で下地を施しますが、昔のお仏壇は、砥の粉と言う材料で、目止めや漆の「塗り下地」を施してあります。
表面のうるしは、非常に、湿気や水には強いのですが、その下の砥の粉は、水や湿気で、簡単にふやけてしまい、漆の塗装の浮きや剥がれの原因になります。
キズの部分は早めに、補修することをお勧めします。
うるし塗りやカシュー塗装の部分は、毛払いなどでホコリを払い、柔らかい布でやさしく乾拭きします。
細かな彫刻や金具などで装飾がされていますので、毛払いで掃除する場合、引っ掛けないよう注意して下さい。
当店では、ポリエステルで出来た、毛はたき 撫子 880円をお勧めします。
通常の毛払いは、ホコリを払い飛ばすだけですが、ポリエステルの毛が、静電気で細かいほこりを吸着します。
汚れても、家庭用洗剤で洗えて繰り返し使えます
鳥の羽で出来た毛払いは、虫が付いて、羽が抜けたりしますが、こちらの商品は、毛の抜けがありません。
また、羽の芯のようにキズ付けることなく、非常に柔らかいので傷つけません。
お掃除用にクロスのオススメは、
お仏壇用 ふきん 300mm×300mm (ピンク、パープル) 275円
マイクロファイバー製のふきんで、乾拭きと水拭きのどちらにも使え、極細の繊維が水だけでよごれを除去できて、お仏壇を痛めません。
綿素材の雑巾と比べ、女性でも硬く絞れて、水切れがよく、2度拭きの手間がありません。
シリコンを含んだ化学雑巾や、艶出し剤は、その時は艶が出ますが、やがてシリコンが劣化して白くぼやけて、くもりの原因になりますので、使用は避けてください
唐木仏壇や家具調モダン仏壇の場合
基本は、金仏壇のうるし塗り部分のお手入れ方法と同じです。
軽度なホコリや汚れがある場合
ほこりが付いたときは、毛払いや、乾いた柔らかい布でやさしく拭いて取り除いて下さい
ホコリや汚れがしつこい場合
唐木仏壇も、乾拭きで強く擦ると擦りキズが生じますので、お仏壇用 ふきん など、水で少し湿らしたマイクロファイバーの布で優しく拭き、その後水気をしっかり取って下さい。
シリコンを含んだ化学雑巾や、艶出し剤は、その時は艶が出ますが、やがてシリコンが劣化して白くぼやけて、くもりの原因になりますので、使用は避けてください
住宅用洗剤やシンナーなど有機性のもので拭くと、変色したり剥がれたりします。
水で湿らしたクロスや必ず仏壇専用のクリーナーでお手入れして下さい
当店のオススメは
高級光沢保護剤 ひかり 2.200円
●目の細かい極細の研磨剤が仏壇の汚れ、老化膜をすばやく落とし、すばらしい光沢が出ます。
●小さな傷を除去でき、くもりも取ります。
●ぬり込んだ後は小傷、ごみ、ほこりが付きにくくなります。
■用 途 : 金仏壇、唐木仏壇・真鍮など金物の塗装面のつや出しと保護が一本で出来て、業務用として当店でも使用しています。
オープン仕上げの唐木仏壇や、流行りの家具調仏壇の場合、保護剤を使用すると、元の風合いを損ないますので、艶出しをしないほうがベターです。
お仏具のお手入れ
掃除を始める前にはスマートフォンなどで、全体の写真を撮っておくと、お掃除のあと、元の位置に戻せて便利です。
仏具の素材を確認し、素材に適したお手入れしてください。
(金属製仏具)
表面に着色がされていない、真鍮製の磨きの金属製の仏具の場合
水や空気中の水分で、表面が酸化して黒ずんだ場合は、金属磨きの研磨剤や真鍮用のクリーナーで表面を研磨してもとの輝きを取り戻します。
ピカール ネオ 金属磨き 180g
みぞきれい ぴかっと 小 50ml 2.200円
泡沫によって洗浄(徐錆)された処理物が、速やかに反応界面から離脱します。
界面活性剤の泡を吹き付け、約10分から20分程度放置。
細かい泡沫がはじける過程で、処理液が凹部に侵入し、いままで取れなかった凹部の汚れが取れます。
凹凸が細かい部分は、ブラシ等で擦ると効果的、その後、水でよく洗浄して下さい。
着色された真鍮製仏具の場合
表面の酸化防止のために、着色や金メッキされていますので、研磨剤で磨くと、着色やメッキが剥がれてしまいます。
研磨剤は使用せず、固く絞ったクロス等で、表面の汚れを除去してください。
先ほど、紹介した高級光沢保護剤 ひかり 2.200円 ですと、
目の細かい極細の艶出しの研磨剤ですので、色落ちすることなく、汚れ落としと、艶出しと表面保護が出来ます
蝋引き金属製仏具専用保護材「ツヤッチ!」
経年で艶がなくなった色付仏具の表面の蝋引きを、専用ロウ成分でコーティングし、艶を蘇らせて、汚れを付きにくくします。
ローソク立のローの汚れ
硬いものでローを削ると、表面の加工処理まで傷つけますので、竹串や、プラスチック製のヘラ、または、爪などで大まかに取り除いた後、80度ぐらいの熱湯でローを溶かしてその後、ティッシュや布で拭き取って下さい。
洗面所や台所で、お湯でローを除去しますと、排水口が詰まりますので、庭などで、新聞紙を広げた上で作業されると良いでしょう。
熱湯でローを溶かすと、仏具の表面の蝋引き加工も取れ、艶がない場合は、蝋引き金属製仏具専用保護材「ツヤッチ!」が便利です。
(木製の塗り仏具)
毛払いでホコリを払ったり、乾いた柔らかい布でやさしく拭いて取り除いて下さい。汚れがしつこい場合は、少し湿らしたマイクロファイバーの布で優しく拭き、その後水気をしっかり取って下さい。
高級光沢保護剤 ひかり 2.200円 も便利です。
(プラスチック製の仏具)
家庭用洗剤を薄めて、クロスやスポンジで丸洗い可能です。
そのあと、よく乾かしてください
蒔絵や装飾が施してある場合は、剥がれないように注意してください。
(打敷のお手入れ)
ご法事やお盆に際に、仏壇の中に掛ける打敷は、絹や綿やポリエステル(人絹)に金糸を折り込んで出来ています。
汚れた場合、洗濯すると、よれたり、クシャクシャになり、シワが撚った場合、高温のアイロンやスチームを掛けると、金糸の色が変色するため
打敷の洗いやアイロン掛けは不可で、買い換えるしかありません。
また、打敷は、年中、掛けるものではなく、ご法事やお盆やお彼岸の期間の際に、掛けるものですので、
期間が過ぎたら、しまって構いません。
打敷を長く、綺麗な状態で使用して頂くために、打敷の上部の白い布の部分の汚れ防止、掛ける際のズレ防止に便利な
打敷押さえ(幅 30cm 36cm 42cm 49cm 65cmのサイズあり)
茶色のプスチック製で、2つ折れの隙間に、打敷の上部の白い布を挟んで使用します。
打敷の白い布の汚れ防止、掛けた際のズレ防止、打敷を掛けない時は、お仏壇のキズ防止に大変重宝します
(ご自分で対処できない場合のお仏壇のお掃除・すすぬきのご案内)
ご自身で対応出来ない場合は、無理をするとかえってキズや傷みが広がる恐れがあります。
当店では、お仏壇のお掃除クリーニング、汚れがひどい場合のすすぬき修理、塗り替え修理も行っておりますので、ご相談ください
お仏壇のお掃除・すすぬき・修理・塗り替え
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お問い合わせ先 株式会社 井上佛工所
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